水漏れによってリフォームを検討している方に朗報です。
実は、水漏れが発生した際には、火災保険を適用できることがあります。
そこで今回は、保険を使える条件について紹介します。

□水漏れによって壁紙や床がダメになったら

水漏れの被害が大きい場合、トイレの修理に加えて壁紙や床のタイルの張替えも必要になってきます。
その分余分に費用がかかってしまいますが、火災保険があれば負担は小さくなることがあります。

火災保険という名称から、補償範囲は火災のみだと思われている方も多いのではないでしょうか。
しかし、多くの火災保険では、風災、水災などの自然災害や、盗難や破損による被害までも補償範囲に含まれており、水漏れが原因の壁紙や床の損害にも対応している場合があります。
しかし、故障部分の修理費用は火災保険から補償されないので注意しましょう。

火災保険の中でも、水に関する損害についての補償をもう少し詳しく見ると「風災」「水ぬれ」「水災」に関する補償があり、トイレでの水漏れは「水ぬれ」に該当します。
水ぬれとは、水道管からの漏水など建物内部で発生した事故による損害を指します。

マイホームでは火災保険への加入がローンを組む条件となっており、また賃貸では火災保険に加入していることが部屋を借りるための条件となっているため、加入した覚えがない人も火災保険に加入していると思ってまず間違いないです。
しかし、火災保険と言っても種類によって内容は異なるので、水漏れの修繕費が出ないという方も多いでしょう。
そこで、火災保険にはどのようなプランがあるのか見ていきます。

まず、火災保険の対象は大きく「建物のみ」「家財のみ」「建物と家財の両方」の3種類に分けられます。
保険の対象を家財のみにしている場合、壁紙や床のような建物に分類される個所の補償が受けられないので注意しましょう。

掛け金を安くするために多くの方が基本の火災だけ補償されるプランを選択していますが、そうすると水漏れのときに補償が受けられません。
しかし、火災保険の支払い状況で最も多いのは、なんと火災ではなく水漏れなのです。
毎日使用する水道設備の不具合によるトラブルはよくあることなので、ぜひこれを機にご自身の火災保険の内容を見直してみてください。

□水漏れの調査には保険を利用できる?

マンションなどの集合住宅では、水漏れが起こった際に下の階にまで被害が及ぶことがよくあります。
そのため、ご自身の部屋では水漏れしていなくても、上の部屋での水漏れが原因で問題になることもあります。
どこから水漏れしているのかがわからないと、調査をして原因を探す必要があるのですが、基本的には業者に依頼することになるでしょう。

この水濡れ調査には費用がかかってしまいます。
しかし、ご自身の部屋が原因でない場合は、その費用を払うのが少しもったいない気もしますよね。
そんなときに役立つのが、火災保険の水濡れ調査費用補償です。

あまり聞いたことがない方も多いと思いますが、この補償はマンションの管理組合が加入する火災保険に特約として付けられていることが多いです。
多くのマンションの火災保険にはこの補償があるので、水濡れでトラブルに発展してしまう前に管理会社に連絡をして、対応を依頼しましょう。
しかし、調査費用については補償されますが、そのあとの修理費用に関しては補償されないことが多いため注意しましょう。

□保険の対象外となるトイレの水漏れに注意

ここでは、どのような場合に水漏れへの火災保険の保険金が受けられないかをご紹介します。
主に2つの場合があるため、それぞれについて詳しく確認していきましょう。

*経年劣化が原因の水漏れについて

トイレは、タンクと便器、便器と温水洗浄便座、便器と床の設置部分などにあるパッキンが古くなったことが原因で水漏れが発生することが多いです。
しかし、経年劣化による事故は補償の対象外と定めているケースが多いので注意が必要です。
また、ご自身でパッキンを変えようといじったことが原因で壊れた場合には、故意と判断されて保険が適用されないこともあるので、業者に任せておくことをおすすめします。

*水漏れによりウォシュレットが使えなくなったら

壁紙や床は建物扱いになりますが、ウォシュレットは主に家財扱いされます。
そのため、「建物のみ」の火災保険である場合、ウォシュレットの故障までは補償されないと考えておきましょう。
家財を失ったときの損害は決して小さくないため、万が一に備えるためにも「建物と家財」を補償する火災保険に入っておくと良いでしょう。

□まとめ

今回は、トイレでの水漏れに対して火災保険が適用できる場合があることや、リフォームの目安について紹介しました。
トイレの水漏れはどの住宅にでも起こりうることなので、ご自身の住宅の火災保険の内容を改めて確認しておくことをおすすめします。
水回りのリフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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